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不動産投資ローンにおける融資には保証料がない!?
資金調達のため、また高額な不動産を手に入れるために、融資を利用しようと考えておられる方もいらっしゃるかと思います。しかし、住宅ローンに関しては知っていても不動産投資ローンに関してはよく知らないという方が多いようです。融資を受けるためには、不動産投資ローンのことや、それに関わる保証料のことを知っておくことは重要です。
保証料とは?
連帯保証人の代わりに保証会社の保証を受ける際に発生する費用のことを保証料と言います。この保証料によって、もし住宅ローンなどで受けた融資の返済が出来なかった場合に、保証会社が金融機関に返済を行ってくれます。そのため、ローンを組む点で保証料は重要な費用といえます。融資を受ける場合に保証料は、借入金額と返済期間によって金融機関ごとに定められています。
住宅ローンと不動産投資ローンの違い
2つの大きな違いは審査基準と物件の評価方法、金利の違いです。住宅ローンの場合は一般的に保証料を払うことによって連帯保証人が不要になりますが、不動産投資ローンで連帯保証人が必須な場合には保証料は必要ありません。保証人が必須ということは、配偶者や親族が連帯保証人になる場合が多いために、不動産投資ローンでは独身者は借入が難しくなっています。ただし、金融機関によっては独身者でも対応しているケースもありますので確認してみましょう。また、不動産投資における物件の担保価値を査定する場合には家賃収入をベースに評価する「収益還元価格」と土地と建物の価格を積み上げる「積算価格」による評価手法があり、手法の違いによって融資限度額が大きく変わってしまいます。他にも不動産投資ローンよりも住宅ローンの方が金利が安いという違いもあります。
銀行以外も融資してくれる!?
不動産投資で融資を望んでいても、都市銀行の多くは多額の頭金や個人属性を重視され、融資を受けられる条件に満たないこともあります。その場合は銀行でも地方銀行を選択するだけで条件が変わるかもしれません。場合によっては90~100%の融資を受けられることも可能になります。他にも融資を受ける選択肢は銀行以外にもあります。例えば、信販会社や不動産担保ローンです。どちらも融資が受けられる条件は高くありませんが、金利は若干高めになる場合が多いです。
まとめ
不動産投資向けローンは住宅ローンよりも金利が高く、審査が厳しいこと、また保証料ではなく連帯保証人を立てなければならない点など不利な点がいくつかあります。しかし、不動産投資ローンを組むことは少ない資金で高額の不動産を購入できることや、投資物件を購入する資金が貯まる前に不動産投資を始められるというメリットもあります。不動産投資を行う点で、今ある資金だけを用いるか、ローンを組むか、ローンのメリット・デメリットをしっかり検討したうえで、自分にとって良い方法が見つかるといいですね。もし、不動産投資ローンを行う場合は金融機関によって条件は様々なので、しっかり見極めて決めましょう。
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