この物件は、敷地内に計算された配置で3棟が連なり、個性と統一感を上手く演出されています。また落ち着きのあるイルミオの積層砂岩テイストとプレーンな柄を組み合わせることで、あたたかみのあるデザインが入居者を優しく包み込む表情を持っています。

そして左右の継ぎ目が目立ちにくいCOOLならではの効果によって、ひときわ一体感のある美しい仕上がりが魅力的です。

ニチハ社より梨地仕上げのホワイト色の外壁材がリリースされたことで、「蔵」の白い漆喰塗りの壁をイメージしたデザインを意識しました。織物風柄のブラウン色との配色も良く、目地を生かし立体感を強調したデザインに仕上がっています。

賃貸アパートはロジカルで合理的な設計デザインになりがちですが、当社では地域に馴染みながらも１歩進んだデザインを目指し、日々の工夫と努力を重ねています。

そのような中でニチハ賞を受賞いたしましたこと、たいへん光栄でございます。

今後も設計部で多くの人に選ばれるデザイン設計を目指して精進して参ります。