COLUMN
アパート経営の教科書
NEW!
リスク
投資
投資にはリスクがつきもの?!投資の種類とリスクについて
老後の資産の運用のために投資を考えておられるかもしれません。しかし、投資といえば気になるのがリスクではないでしょうか。リスクの無い投資は無いのでしょうか?
リスクの無い投資はない?!
結論から言うとリスクの一切ない投資はありません。
そのことを明確に理解しておかなければなりません。リスクを絶対に避けたいと思うのであれば、資産を投資に用いるのではなく、預金、もしくは個人向けの国債などにとどめた方が良いでしょう。
しかし、預金の場合はリスクが限りなく少ないために 利息も少ないと言えます。利息が付くことによって多少の利益があるとはいえお金を運用する目的で預金を選ぶという方は少ないかもしれません。
リスクがあるからこそ投資によって預金以上の利益を期待できます。利益を期待するのであれば、多少のリスクを背負ってでも利益が上がる投資を選択する方が効果的です。
儲けよりリスクを抑えることに注目する
上記で考えた通り、投資にはリスクが多少なりとも伴います。絶対にリスクが伴うことを考えると、問題はリスクを最小限にとどめることができるかという点です。しかし、投資にリスクが伴うことを知っている人の中には、損をしてももう少し頑張れば利益が出るのではないかと損を増やしてしまう人もいるようです。
いくらリスクがあるものとしても、損をし続けてしまうなら投資は失敗に終わります。
リスクを最小限にとどめるためには、損が生じた時にそれを認めることも重要です。また投資を行う時点でどこまで下がったら売買するなど、機械的に何%損をしたら投資をストップするなどを決めておくべきです。
そのためには、各投資にどんなリスクがあるか把握しておく必要があります。
投資の種類とリスク
不動産投資
家、アパート、マンションなどの不動産を購入し、その物件を賃貸することで得られる収入によって、資金を運用します。
毎月の安定した収入に加え、経済状況の変化に応じて将来的に売却益も得られる投資方法です。
家賃収入に関するリスクとしては、借手が常にいるかどうかの問題がありますし、資産価値の問題としてはデフレによる物価の価値変動があります。
デフレによる不動産価値、家賃の低下や、ローン金利の上昇というリスクが伴います。
株式投資
企業が資金調達の為に発行した有価証券を売買し、配当金や差益を得ることが出来ます。
株には株価が下がる値下がりリスク、株を現金化するまでの流動性のリスク、会社が倒産することによって生じる倒産リスクが伴います。
外貨投資
外国の金融商品を買うことで金利差、為替差、運用益を得る投資方法です。
外国為替の状況を常に把握する必要があります。外貨投資には、為替レートが変動し損失となる為替変動リスクや、投資先となる国の政治や経済状態が影響してしまうカントリーリスクを伴います。
まとめ
リスクの無い投資はありません。むしろリスクがあるからこそ利益が期待できると言って良いでしょう。
投資にはリスクが伴うものですが、同時にリスクを最小限に抑え、回避する方法はあります。投資には、いろんな種類がありますし、その中でもどれだけ何に投資するかでもリスクの負い方は変わります。
儲けることばかりを重要視するより、それぞれのリスクを把握したうえで、リスクを最小限にとどめる方法や対策をとることで長期的な投資の成功につながります。
一覧へ戻る