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不動産投資を成功させるためにはリスクを把握することから!
投資の中でもローリスクと言われる「不動産投資」は人気があります。それでも投資なのでリスクがあります。しかし、どんなリスクがあるかを知っているか知らないかでは、大きな違いがあります。不動産投資を成功させるために、いくつかのリスクと対策を把握しておきましょう!
不動産投資にあり得るリスクと対策
空室のリスク
どんなに良い物件でも、空室があれば家賃収入は無く、経費やローン返済などの出費がかさみ赤字経営になります。空室リスクが伴うことを想定して、空室を回避する対策をとらなければいけません。そのためには、まず空室になりやすい物件となりにくい物件を把握しておく必要があります。
・空室になりやすい物件・・・交通の便が悪い、スーパーやコンビニが無いなどの「立地条件が悪い」ことや、築年数が古い、設備機器が古い、管理が行き届かず汚いなどの「建物の状態が悪い」、募集家賃が相場と乖離していると空室率が高くなります。
・空室になりにくい物件・・・交通の便が良い、スーパーやコンビニが近いなどの「立地条件が良い」ことや、築年数が古くても、管理や修繕が行き届いていること、設備機器が最新、周りの賃貸物件と差別化が図れている物件は入居率の高い物件となります。
空室のリスクを回避するためには、物件の差別化を図ることを意識しなければなりません。それでも、経営を始めて気づくこともあるかもしれません。そのためできるだけ空室によるリスクを避けるために、初めから空室保証サービスを行う管理会社を利用することも出来ます。このサービスによって、入居者の有無に関わらず、毎月決まった家賃を保証してくれるので、毎月安定した家賃収入を得て空室のリスクをおさえることが出来ます。
家賃滞納リスク
想定外のリスクとも言えるのが、入居者の家賃滞納です。入居率がどんなに高くても、家賃を滞納されては、空室と同じく利益はありません。このリスクを避けるためには、入居者審査を厳しくして、家賃を確実に払えそうな人のみに賃貸する方法があります。連帯保証人や保証会社をつけてもらったり、勤務先や年収を確認したうえで審査することが出来ます。しかし、あまりに厳しくしすぎると入居者がいなくなるという空室リスクを負うことになるので、バランスが必要です。
また、管理会社に家賃の立替払いをしてもらうという方法もあります。どちらの方法を活用するにしても、事前に滞納のリスクがあることを想定した対策を管理会社や不動産会社と話し合って決めておくことでリスクを抑えることが出来ます。
災害リスク
地震大国である日本では、地震によって被害を受ける可能性があることも理解しておかなければなりません。地震以外にも台風などの災害も考えられます。災害を防ぐことは出来ませんので、災害に備えた建物にすることや、地震保険に加入することでリスクを軽減することは出来ます。
まとめ
不動産投資はローリスクとはいえリスクが伴うものです。しかし、リスクを把握していれば最小限に抑えたり回避する方法はあります。上記であげた空室リスクや家賃滞納リスク、災害リスク以外にも想定できるリスクはあるので、経営を始める際には事前に行える対策をとり、リスクを最小限におさえておきましょう。
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