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投資効率を考える!不動産投資と株式投資の利回りについて
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経営を行っていくうえで、利益率や粗利というのは重要な数値です。同じようにお金を運用していく投資においても重要な「利回り」という数値があります。
利回りとは?
利回りとは、投資した資金に対してどれぐらいの年間利益があがっているのかを示す割合の数値です。例えば100万円を投資して40万円の利益があがったら下記の計算方法によって、その投資の利回りは40%となります。
1年間の利益額 / 投資額 × 100 = 利回り
40万円 / 100万円 × 100 = 40%
投資に関係する利益率のことなので、国債(債権)や株、不動産投資において使われます。それぞれ投資するものによって、利回りの呼び方や利回りの計算方法が少し異なります。
株式投資における利回りとは?
株式投資を行うと、株主は原則として年に2回、企業の利益を配当金として受け取ることが出来ます。利益をどの程度配当金に分配するかは企業ごとに異なるので、1株あたりの株価に対してどの程度配当するかを表すために「配当利回り」が使われます。
1株あたりの年間配当金額 / 1株あたりの購入金額 × 100 = 配当利回り
株式投資を行うと、株主は原則として年に2回、企業の利益を配当金として受け取ることが出来ます。利益をどの程度配当金に分配するかは企業ごとに異なるので、1株あたりの株価に対してどの程度配当するかを表すために「配当利回り」が使われます。 1株あたりの年間配当金額 / 1株あたりの購入金額 × 100 = 配当利回り
不動産投資とは、所有している不動産を賃貸物件の入居者など第三者に貸し出すことで毎月家賃収入を得られます。不動産投資における利回りは、投資物件の投資効率を判断する目安として使われています。
不動産投資の利回りには、「実質利回り」と「表面利回り」の2種類あります。「実質利回り」とは、年間総収入(家賃収入)から年間必要経費を引いたうえで投資額(投資不動産購入額)に対する利益率を計算した割合です。それに対して「表面利回り」とは投資額(投資不動産購入額)に対する年間総収入(家賃収入)の割合の事をさしおり不動産運営にかかる必要経費は計算内に含まれていません。
実際の経費がはっきりしていない物件の販売の際に、この表面利回りが提示されていますが、大抵の場合、満室を前提とした割合のみが提示されています。どんなに利回りの良い物件でも実際には経費もかかりますし、空室の時期があるということも見落としてはいけません。
まとめ
資金を運用していくうえで、投資できるものにはいくつかあります。何に投資するかは、何を重視するかにより最適なものは異なりますが、利回りの仕組みをよく知って運用していくことが重要です。
投資額が異なるものに対して、利益の割合を示す利回りの仕組みや計算方法を知っていると、どちらの投資が効率的な投資を行えるかを判断するのに役立ちます。
利益額ではなく利益率で判断するようにしましょう。
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